ドルチェ(不登校対応ショートケア)



不登校対応

 不登校のお子さん、学校に行きたいけれど思い通りに登校できないお子さん、学校まで行くことはできるけれど教室に入ることができないお子さんのため、府内大橋こどもクリニックでは2023年夏、ショートケア「ドルチェ」を開設しました。「学校に登校し教室で授業を受けることができるようになりたい」というお子さん・ご家族のお役に立てることを目指しています。他の医療機関を受診中のお子さんも当院のショートケアをご利用いただくことができます。小学生〜高校生までが対象です。
 当日もしくは前日、ケアの日のカリキュラムを学習支援員の協力のもと、できるだけお子さん自身に決めて頂きます(決める行為自体がトレーニングになります)。多くの教科で教科別の学習支援員の支援を受けることができます。


日常生活のリズムを整える

朝が起きにくかったり登校しにくい場合、生活リズムも乱れてしまい悪循環になってしまうことも多いので、生活リズムの調整は治療上重要な要素となります。決まった時間に決まった活動をすることによって生活リズムの安定を目指します。


ご家族の負担の軽減となる

お子さんの特性ゆえに日常生活に困り感がある場合、常に接している保護者の負担は非常に大きく、ご家族だけで支えようとしてしまうと結果的に双方にストレスがかかってしまい本人の症状も家族関係が悪化してしまうことがあります。ショートケアへ参加することで家族との距離感を適正に保つことができ、結果としてご家族から本児への良い支援へと繋がります。


僅かながらルールのある空間の中で学校生活への復帰の練習をする

朝が起きにくかったり登校しにくい期間が長くなっている場合、学校や社会から切り離された生活となり人と関わることがより難しくなり悪循環に陥ることも少なくありません。ショートケアの参加者同士で似た課題を持つ仲間と交流することもあり、孤独感が軽減されることもあります。また対人コミュニケーションのスキルアップが必要なお子さんには個別プログラムへの移行を提案する場合もございます。


ショートケア「ドルチェ」の流れ

08:30-08:45 受付(クリニックの受付)
08:50-11:50 当日のカリキュラム確認・ショートケア・振り返り・次回カリキュラムの確認調整(本館2F)
11:50-帰宅


持ってくるもの・お願い

・診察券、水筒は毎回持参してください。
・各自が用いる筆記用具、教科書、ノート、問題集、プリントなどは持参してください。
・周囲の音が気になる場合は、各自が用いる耳栓・イヤーマフなどをご用意ください。
・お子さん用の貴重品ロッカーがありますので貴重品とスマホはそちらに収納してください。
・スマホは電源を切るか、音を消してからロッカーに貴重品ロッカーに収納してください。
・貴重品ロッカーのカギを紛失した場合は1000円をお支払いいただきます。
・ショートケアの場所では食事はNGです。
・飲水は可能で水筒は必須ですので持参してください。



Q&A

Q1.デイケア・ショートケアとは?(一般論)

A1.日帰りリハビリテーションのことです。様々なプログラムによるグループ活動を通して、社会生活機能の回復を目指すものです。園芸、調理実習、スポーツ、娯楽活動、パソコン教室、音楽教室、陶芸教室、自主活動、季節行事(バス旅行、〇〇大会、お誕生会、クリスマス会など)など、プログラムは施設によって様々なものがあります。

Q2.デイケアとは? (一般論)

A2.デイケアの実施時間は午前から午後の6時間で、間に昼食を挟みます。多くの施設では9時頃からの6時間が利用時間となっています。利用定員は小規模施設で30人、大規模施設で70人です。

Q3.ショートケアとは?(一般論)

A3.ショートケアの実施時間は午前または午後のみの3時間で、食事はありません。多くの施設では午前は9時から、午後は13時からの3時間となっています。時間が短いため、「長時間の利用に不安がある」「試しに利用してみたい」といった人も利用しています。利用定員は小規模施設で20人、大規模施設で70人です。

ショートケア「ドルチェ」に関するお問合せ

ショートケアのご利用相談・ご質問などがございましたら、下記の窓口よりお問い合わせください。